残業終わりの凍える帰路に聞くThe Birthdayが沁みる。先日久しぶりに魚を締めることをしたわけだけど、普段いかに「殺す」という行為を他人に押し付け意識の外に追いやっているかを考え、唸ってしまった。牛豚鶏、自分では手にかけることができない(心情的に)動物たちの死を意識することのないまま、その肉を簡単に買えてしまっていいのだろうか……と疑問を抱きつつ、いや、じゃあ魚は殺せるからいいのかよ！などと。
結局命に感謝して食べましょう〜的な話になるんだろうけど、毎月引退馬協会に寄付をしながら牛肉はルンルン気分で焼いているのは「人間って本当に勝手やな……」と思う。ここら辺はちゃんと考えておきたい。競馬を追っていく上でも、現実の世界を生きる上でも。「動物だから殺していい」は、「あいつは○○だから殺していい」と意外と近いところにあると思う。
